月刊 茶句里 SAKURI

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お米やまさん

 いま、目の前にある一冊の本。今年の春に、お米農家の山崎さんご夫婦、山崎宏さん・山崎瑞弥さんの食卓から生まれた、『お米やま家のまんぷくごはん』(主婦と生活社)。
あとがきは、ものの命を感じられるあたたかなギャラリー「in-kyo」を営んでいらっしゃる、エッセイストの中川ちえさんが書かれています。
 数年前にin-kyoのちえさんからご縁をいただき、以来、整体を受けに通ってくださり、整体を習ってもくださっている山崎さんご夫婦(整体を習ってくださっているのは、宏さんです)。私もおふたりのようでありたいと、胸のうちにあたたかな希望が湧く、とっても素敵なご夫婦。山崎さんにお会いしたあとには、いつもじんわりと心がゆたかになっています。

 そんな山崎さんが作られたお米は、大地の香り、空の色を吸い込んだ、命の弾力に満ちたお米です。ひとくち口にふくめば、「わぁ」とからだが歓声をあげて、お腹の底からこみあげる喜びに、からだからにっこり。

 山崎さんとお会いする前から整体院にいらしてくださっていたお客さまのなかにも、「実は、私も山崎さんのお米のファンなんですよ」とおっしゃるかたがひとりふたり、あら、さんにん…と次々にいらっしゃって、嬉しい驚きでした。山崎さんのお米を食べたら他のお米が食べられなくなりますよね、とみなさん笑顔でおしゃっていて、うなずくばかりです。

 山崎さんは、お米を無農薬で作っておられます。ひとの命を養うお米へのお心づかいを、一日一日稲のお世話、田んぼのお仕事をされるなかで紡がれ、私たちに届けてくださっている。その途方もないご苦労と深い愛情を思うたび、ありがたさで胸がいっぱいになります。

 日曜日、仕事を早めにあがって、『まんぷくごはん』の出版記念イベントが開かれている西荻窪の「松庵文庫」にうかがいました。
(先月も、山崎さんのイベントには仕事のあとに何度かおうかがいしました。山崎さんにお会いしたい、山崎さんのお米に出会いたい。からだが自然とイベント会場へと引かれます。そうして、山崎さんのもとへ集まると、きまって、弾む笑顔と明るい気に満ちた人たちがいらっしゃるのです。そこから縁が円へとつながってゆくから、素敵です。)
 
 お邪魔した際には、山崎さんご愛用のおひつを作られている「司製樽」の桶職人の原田さんや「ゆかい社中 そらぐみ」の池上さんが、おひつに込められた志のお話をお聞かせくださいました。目の前に置かれたおひつの美しさのヒミツに、目でふれ、手でふれながら、心がほくほくときめくひととき。
 使い手の喜びを思いながらものづくりをされるみなさんのお話をうかがっていると、からだいっぱいに新しい力がみなぎります。整体師として、胸の奥から通じる掌中の魂を刺激されました。

今、松庵文庫さんで開かれているイベントは、今月の9日まで。
暮らしを耕すものとの出会いへ、みなさまもぜひ、足を運ばれてみてください。

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ほっとひと息つくとき。パラパラとめくれば、ごはんの湯気が鼻をかすめて気持ちをほかほかあたためてくれる『お米やま家のまんぷくごはん』。
このお料理、今度作ってみたいな、と思えるひとときも、また、幸せ。
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山崎さんご夫婦と、整体を習ってくださっているエミさんと。
(うしろからのぞいているのは、「ゆかい社中 そらぐみ」の池上さん…!)
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はい!にっこり。
by mille-ka | 2015-08-03 10:15

6月晦日

6月もいよいよ最終日。
今年も折り返し地点を迎えました。

6月晦日の今日、全国の神社では「夏越しの祓(はらえ)」と呼ばれる神事が行われていることはご存じですか?
6月の最終日は、一年前半の穢れを祓って、再出発をする大切な節目の日。
神社では、境内に設けられた「茅の輪」を八の字にくぐってからお参りをすることや、紙製の形代に息を吹きかけて今年前半の穢れを移す、という身を清めるための行事が行われています。

6月に入って和菓子屋さんに登場する、「水無月」。ういろうの上に小豆ののった三角形のこのお菓子は、「夏越しの祓」の行事の日に食べることが習わしだったそう。

先日、この「水無月」をひと足お先に、ご近所にあるcaféと器のお店「睦月」さんでいただいてきました。
下北沢のお茶屋さん「つきまさ」さんをお招きして開かれた「新茶のおいしい淹れかた」というワークショップに参加したその日。お茶と一緒にいただいたのが、手作りのこのお菓子「水無月」でした。

ああおいしい、という言葉がやわらかく心に浮かぶばかりの至福のひととき。
そのときにも、「水無月」は6月のおしまいの日に厄払いとして食べられてきたお菓子であることや、上にのっている小豆には悪魔払いの意味があること、三角形は暑気を払う氷を表していることをうかがいました。

食べることがそのまま身体を清めることにつながって、過ぎた時とこれから迎える時への祈りのひとときを生活の節目に取り入れてきた、先人の知恵。
代々伝わってきた祈りの心の形とも言える「水無月」をいただきながら、清々しい思いがしました。

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6月30日、今年の真ん中に立つ今日という日。
神社にはなかなか足を運ぶ時間がないというかたも、和菓子屋さんや今ではスーパーでもお目にかかれる「水無月」を口にして、形から今年前半のお祓いをして、新しくはじまる半年への想いを胸に広げてはいかがでしょうか。

健康のヒケツ、機運に乗るヒケツというのは、折にふれて立ち止まる時間を持つこと。そんなことをあらためて感じる、今日この頃です。
by mille-ka | 2015-06-30 09:00

こどもの日

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先日、実家に帰ったおりに、家族と近くの神社へお参りにうかがいました。
鯉のぼりのたなびく景色は、こどもたちの未来が明るいものであることを知らせてくれているようで、心の窓に爽やかな風が流れます。
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境内の足もとには、紅葉の芽があちらこちらに。
神社の奥様にお話すると、持ち帰っていいですよ、とスコッップとビニール袋までくださって、素敵なお土産が。
帰ってから、実家のベランダの鉢に植えました。
大きくなあれ、と願いを込めて☆彡
by mille-ka | 2014-05-05 10:25

明るいうちに仕事を終えたので、散歩に出かけた。
帰り道、坂をくだる目の前には、思わず吸い込まれそうなほどに視線をつないだ白い月。
6時を過ぎてもまだ明るく晴れた空に、もう一息で満月になる大きな月が、ゆったりと浮かんでいました。
思わず息を詰めるほどキレイな、青空に映える白い月。
日頃、月があることを忘れて過ごしていたことにも気付かされます。

腕の中には、大掃除ならぬ中掃除の〆にと、小路苑さんでいただいた今日のお花。
胸の中には一日分の出会いの喜び、会話とときめき。
手が覚えている一日の整体。
日々
是好日。
by mille-ka | 2012-05-04 22:50